起業したいけど、何から始めるべき?初めの一歩を解説!

起業

「いつか自分のビジネスを持ち、自由に生きたい!」そう思っている方は多いですよね。

でも、「どうすれば起業できるのか?」という疑問を持っている方も少なくありません。
そこで今回は、起業に興味があるけど何から手を付けたらいいのか分からない方に向けて、起業の基本的なステップをご紹介します!

私はファイナンシャルプランナーとして独立を決意し、実際に形にするまで6年かかりました。
現在は、起業家や中小企業の経営者向けにコンサルティングや研修セミナーを提供する会社を運営しています。

では、どのようにして商品やサービスを作り、事業をスタートさせるのか?
販売のしやすい業種・職種は?
その具体的な内容とプロセスを解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

商品やサービスを考える|ビジネスアイデアを形にする第一歩

机の上でパソコンを開きメモをしている様子。

「カフェをやりたい」
「雑貨を作って販売したい」
「物販をやってみたい」
といった相談はよくあります。

まずは、自分が提供したい 商品サービス を考えましょう。
「何を売るか」が決まらなければ、始められません。

5W1Hで考えてみましょう

  • 誰に (ターゲット)
  • 何を (商品やサービス)
  • どのように (提供方法)
  • どこで (場所やプラットフォーム)
  • いくらで (価格設定)

これらを元に、自分の経験や興味からお客さまが喜んでお金を払ってくれそうなものを探してみましょう。
「どんな職種で始めればいいの?」と迷う方は、好きなことや過去の仕事経験が活かせると取り組みやすいですが、全く異なる分野でも大丈夫です。

ちなみに、私自身も過去に様々な起業アイデアを考えました。
その一つが「ご年配の方々にスマホやPCの使い方を教える」というものでした。残念ながらこのアイデアは採用しませんでしたが、実際に形にするまでの過程を通じて多くの学びがありました。

コーチングを活用してアイデアを見つける

「何をやりたいか、それ自体がわからない」という方には、
コーチングでやりたいことを見つけるサポートも行っています。

後日別の記事でコーチングについて詳しく解説しますので、ぜひチェックしてみてください。

身近に買ってくれる人をリスト化する|起業の第一歩

机の上に眼鏡とペン、そして手帳を開いている様子

商品やサービスのアイデアが固まったら、次にやるべきことは、
「この商品やサービスを誰が買ってくれるのか?」を考え、リスト化することです。

「リスト化なんて、営業マンみたいで嫌だな…」
と思うかもしれませんが、
起業して何かを販売するには、確実に営業が必要です。
あなたが考えた商品やサービスは、きっと良いものですから、引け目を感じることはありません。

まずは、職場の同僚や知人、友人、家族など、
身近な人で
「この商品やサービスを買ってくれそうな人」
をリストアップしていきましょう。
「売れないかもしれない…」と悩むよりも、声をかけやすい人からスタートして大丈夫です。

たとえその人が買わなかったとしても、
「なぜ買わなかったのか?」
というフィードバックが得られます。
これが次の改善のための貴重な意見になりますし、その意見をもとに、さらにビジネスをブラッシュアップできるチャンスです!

実際に声をかけてみる|起業の最初の大きな壁を超える

机を挟んで笑顔で話し合う女性二人と男性の様子

ここがとても重要なポイントです。
先ほど作成したリストの人たちに、実際に声をかけて
「この商品やサービスを買ってくれるか?」
を聞いてみましょう。

起業したいと思っても、多くの人がこの段階で行動に移せずに足踏みしてしまいます。
正直、ここで一人にも声をかけられないようであれば、起業は難しいかもしれません。
しかし、声をかけやすい相手、つまり親しい人には「嫌われたくない」という心理が働くのも自然なことです。

でも、よく考えてみてください。
先ほどもお話ししたように、あなたは悪い商品やサービスを売ろうとしているのではないですよね?
そうであれば、無理に押し売りをする必要もありません。
まずは「ちょっと相談したいんだけど」といった軽いスタンスで話を聞いてもらえばいいのです。

3〜4人に声をかけてみると、だんだんと慣れてくるはずです。
起業するためには、この壁を越えておくことが重要です。
ここで一歩踏み出せるかどうかが、今後のビジネスの成否に大きく影響します。

それでも行動できない人は?|メルカリで商売の練習を始めよう

買い物かごとカバン・靴・服のアイコンとスマートフォンを操作する様子

もし
「どうしても知り合いに声をかけるのが怖い」
「まず、リスト化ができない…」
という方は、
まずはメルカリを使って商売の練習を始めてみましょう。

「自分は小売りや物販をやるつもりじゃないんだけど…」という方もいるかもしれませんが、
これはあくまでビジネスの基本を学ぶための練習です。
ただメルカリに出品するだけではなく、目標を持って取り組むことが大切です。

例えば、以下のような目標を設定してみましょう

  • 1か月で5万円分売る
  • 1か月で10点売る
  • コメントに即レスする
  • クレームが発生しないように、商品の説明文を丁寧に作成する
  • 売れたら24時間以内に発送する
  • 梱包を丁寧に行う

このようにメルカリを使って、具体的な目標を持って商売を行うことで、
ビジネスに必要なスキルが自然と身に付きます。

例えば、

リサーチ:自宅にある不用品で売れそうなものは何か?市場の需要をリサーチします。

競合分析:同じ商品がいくらで出品されているのか?価格競争の中で自分の商品をどう設定するか考えます。

SNS対策:商品の写真をどう撮れば売れるのか?視覚的な魅力を意識することで、写真撮影のスキルが向上します。

リスク管理:色、サイズ、使用感など、後からクレームにならないように説明を詳しく記載することで、トラブルを防ぐスキルが身に付きます。

流通プロセス:商品の梱包から発送まで、ビジネスにおける流通の基本を学ぶことができます。

これらのステップを踏むことで、メルカリを単なるフリマアプリとして使うのではなく、ビジネスを意識した実践の場として活用できます。起業を目指す方にとって、この経験は非常に価値のあるものになるでしょう。

私はメルカリの回し者ではありませんが、
起業に悩んでいる方にはまず1か月で10万円分の商品をメルカリで売ってみてください。
そこから得られるヒントやスキルは、今後のビジネスに必ず役立つはずです。

メルカリはこちらから(外部のページへ)

開業届は出すべき?|起業を本格化させるためのステップ

個人事業の開業・廃業等届出の書類の写真

商品やサービスが決まり、さらに声をかけて意見も聞けた。
なんとなくビジネスとしての道筋が見えてきた段階で、よく聞かれるのが

開業届って出した方がいいの?」

という質問です。

私はファイナンシャルプランナーとして税務にも詳しため、細かい部分まで話し出すとキリがありません。

簡単に言うと、開業届を出すということは

「この商品やサービスを続けて販売していこう
という意思表明だと思ってください。

消費税法では同種の行為を反復、継続かつ~など難しく書いてありますが、
要はこれを継続的にやっていくぞという意志を示すステップが、開業届を提出することの基本的な意味合いです。

たとえば、500円で仕入れた雑貨を1,000円で売ったとして
「これって開業届を出さないとマズい?」
と感じるかもしれませんが、そんなことはありません。

ただし、開業届を出すと、一定の金額まで所得税が掛からない
「青色申告特別控除」などの税制上のメリットがあります。

税務的なメリットはまた別の記事で詳しく紹介しますが、
基本的には「よし、やるぞ!」と思ったら、開業届を出してみると良いでしょう。

私も意気込んで開業届を出しに税務署に行ったときは、
「はい、これで完了です」
と言われ、税務署の印鑑が押された控えをもらって終わりました。

「え?これで開業?」と思うほど簡単であっけなかったのを覚えています。

開業届を出すことは、思った以上にシンプルで簡単です。
あとは、事業を進める中でそのメリットを活用していくことが大事です。

事業計画の立て方|事業の成功に向けた基本

グラフが書かれた紙の上でパソコンとスマートフォン・電卓を操作する様子

これもよく聞かれる質問です。

事業計画って作らなきゃダメですか?」という方が多いのですが、結論から言うと、

事業計画は必ずしも作らなくても事業はできますが、作らないと発展は難しいでしょう。
という回答になります。

多くの人が事業計画を作成する理由は、金融機関から融資を受ける際に提出を求められるからです。

初めての方は、事業計画書を作ったことがないため
「難しそう…」と不安になることも多いです。

まずはベタですが、日本政策金融公庫のウェブサイトから提供されている事業計画のひな形を使ってみることをお勧めします。

日本政策金融公庫のHP(外部ページへ)

ここからExcelファイルをダウンロードして、とりあえず空欄を埋めるところから始めましょう。
これだけでも、事業計画を立てる最初の一歩を踏み出せます。

私は経営コンサルタントとして、そして自身も会社を経営してきた経験から、事業計画は必ず作成してきました。

作成のアドバイスをする立場であるということもありますが、事業計画がないと具体的な目標や成果を振り返ることが難しく、次に活かせないからです。

例えば、事業計画がない状態で事業を進めるのは、テストの勉強をせずに試験に臨むようなものです。
テストに向けた対策もせず、結果がどうだったかも確認しないままで、良い成績が取れるとは思えません。
たまに成功する人もいますが、それは運が良かったか、天才だったかです。

事業も同じで計画を立てること(テスト対策)が重要です。
そしてどれくらいの利益が出たのか(点数)、
どこが良かったのか、どこが悪かったのかを振り返ることが、次に活かすための指標となります。

ですので結論としては、事業を発展させたいのであれば、事業計画は作成することをお勧めします。

まとめ|迷う前に一歩を踏み出そう

いかがでしたでしょうか。今回の記事が
まだ「何をやるべきか」決まっていない方や、これから「どう進めていこうかな」と悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

途中でコーチング(やりたいことの明確化)や開業届などの税務関係融資に向けた事業計画の重要性についても触れましたが、これらのテーマについては、今後さらに詳しく解説する記事を予定しています。

「どうしたらいいのか分からない」と悩んでいる方のためには、起業家向けの経営コンサルタントがいます。
迷って時間を無駄にするよりも、コンサルティングにお金を払って相談した方が、何倍も早く結果を出せることが多いです。

それが起業の成功への第一歩です。

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